今夜は何を作ろうか

献立を考えながら保育園へダッシュする共働き夫

共働き家庭のための献立 その2

前回は時短・簡単献立の筆頭として海鮮丼を紹介しました。次点としてお勧めするのは「鍋」です。

鍋は簡単おすすめ献立の1位じゃないの、という人も多いでしょうね。我が家も冬場には何日も鍋が続くこともあります。

材料はオーソドックスなところだと鶏もも肉・白菜・豆腐・長ネギ・しめじあたり。4人分で計千円くらいです。具の種類は多すぎない方が味がごちゃごちゃせず良いです。魚介と肉を混在させるのも、僕はあまり好きではありません。

まず、鍋に水を2/3ほど張ります。塩を少々、酒を大さじ2-3杯、こんぶ、あれば白だしを大さじ2-3杯入れて火にかけます。沸騰するまでのあいだ、材料を切ります。鶏肉は臭みを取るため熱湯をざっとかけますが、気にならない人はそのまま鍋に投入してもOKです。野菜は子供が沢山食べてくれるように、また火が早く通るように、細く切ります。

大皿に乗せる人が多いと思いますが、こういうザルとトレーのセットがあるとたまった水で具がベシャベシャせず便利です。高いものでもないので、よく鍋をやる家は買って損はないです。「鍋」「ザル」で検索すると、いろいろ出てきます。

だしが沸騰したら、鶏肉→野菜の順に具を投入していきます。豆腐は野菜と同時か少し前くらい。全部投入したら蓋をして、再度沸騰したらできあがり。切って、入れるだけ。簡単です。ご飯と味噌汁を用意すると最低でも30-40分はかかってしまいますが、鍋は手際よくやれば20-30分でいけます。

ご飯も欲しいよ、という向きもあるでしょうが、僕は鍋の日は基本的にご飯は炊きません。代わりに〆の麺でいきます。最初に水を鍋の2/3ほどと多めに入れたのは、麺で〆るためです。少ないと、麺は水を結構吸うのでスープ不足になります。麺の中でもおすすめは「正麺」などのノンフライ袋麺。具を食べ終えた後の鍋にそのまま入れるだけなので、うどんに必要な、別ゆでの手間をスキップできます。また、麺が適度に縮れているので、うどんよりも旨みがたっぷり詰まったスープによく絡んでくれるのも良いところです。黒胡椒を軽く振って食べると、更においしい。

そうそう、大事なことを忘れていました。ポン酢は鍋好きの間では定番の、旭ポン酢で決まりです。旭食品って大阪の会社だったんですね。でも東京のスーパーでもたいてい手に入ります。

旭ポンズ|株式会社旭食品

ゆずの酸っぱさが絶妙で美味しい。値段はミツカンゆずぽんの倍ほどもしますが、せいぜい数百円の違いですので、ここはケチらずいきましょう。

早い、安い、うまい、野菜もたっぷり取れる、とこれだけでも共働き家庭にとっては十分に救世主といえる鍋料理ですが、最後にもう一つ大きなメリットがあります。そう、片付けが簡単!何せ使う食器は鍋、ザル、取り皿、コップだけです。標準的な一汁三菜の献立の半分以下の皿数です。鍋は食洗器には入りませんが、デメリットはそれくらいです。ちなみに、共働き家庭にお勧めの献立1位に挙げた海鮮丼も、使う食器は丼と汁椀、コップだけです。いくら美味しくても、食べ終わった後にどちゃっと食器が重なってるとゲンナリしますからね。。片付けが簡単であることは大事です。

今回は標準的な鍋について書きましたが、おいおい変わり鍋や子供が沢山食べてくれる鍋なども紹介したいと思います。

 

 

 

 

共働き家庭のための献立 その1

美味しいご飯と味噌汁、それに料理を1~2品でそれなりに形になることは分かりましたが、疲れていてそれすらもやる気力が起きない、ということも勿論あります。それでも子供のために何かは作らなくてはいけない・・こういう時はどうすれば良いでしょうか。

まず真っ先にお勧めするのは「海鮮丼」です。

①スーパーではまず刺身を調達します。マグロの安いやつで十分ですが、バラエティが欲しい時はタコや真鯛などを加えてもいいでしょう。お財布が厳しい時は、かつおのたたきが分量単価が一番安いことが多いです。

➁魚だけでは栄養が足りないので野菜を添えます。万能ねぎか大葉、お好みで。

➂これだけでは寂しいため何かネバネバ系を加えます。栄養もさることながら、ネバネバ系は食べやすいからか子供もたいてい好きなので、急かさずともスムーズに食べてくれるという効果もあります。ネバネバ系で一番楽をするなら納豆。多少手をかけられるならトロロだけど、長芋の皮むきとすりおろしが多少面倒。美味しさと手間のバランスから、僕の一押しはアボカドです。包丁で縦に半分に切って、皮をむき、種をスプーンで取り出す。アボカドは野菜の中でも栄養No.1というのも推奨理由の一つ。スーパーで買う時は、軽く表面を押してみて沈むものを選ばないと、その日には食べられないのでそれだけ注意しましょう。オクラも良いです。軽く茹でる必要はありますが、皮むきがなく、包丁で切るのも簡単。

①➁➂をご飯に乗せて醤油をくるっとかけるだけであっという間に出来上がりですが、米を炊いている間に刺身をしょうゆ、みりん、にんにくを合わせたタレに漬けておくと一層美味しくなります。

どうですか。簡単ですね。刺身は鶏肉や豚肉に比べると通常高くつきますが、共働き夫婦が仕事を終え帰る時間には、見切り品が並んでいることが多いのも、お勧めする理由の一つです。疲れた・・しかし何か作らねば・・という時に、試してみてください。

次回もおすすめ献立を紹介します。

 

 

旨いご飯と味噌汁を簡単に作るには

昨日、「ご飯と味噌汁さえ美味しければおかずがそれなりでも形になる」と言いました。しかし時間がたっぷりあるならともかく、慌ただしい子あり共働きに、毎日洗い米をしたり(米を洗ってしばらく晒しておくと美味しくなると言われています)、かつおぶしから味噌汁のだしをとったりしている暇はありません。簡単であることが必須条件です。

 

まずご飯については、ウチはこれ。

フタがガラスのIH土鍋-HARIO株式会社

ハリオの土鍋です。10年以上使っていた電気炊飯器が壊れてしまい、最初は高性能電気炊飯器を検討していたものの、どうやら土鍋の方が旨いらしい、という結論に至り買ってみました。価格も5千円ほどと安い。

 

使い方は意外と簡単です。米をざっと洗って、水を張って、強火にかける。10分たらずで「ピーーーーーー」と蒸気を上げるので、1分くらい待って火を止める。そのまま15分くらい蒸らす。で、食べられます。30分かかりません。

味は文句なく美味しい。子供がよく食べる。少なくともスタンダードな電気炊飯器よりは明らかに旨い。

土鍋というと火加減が難しかったり、火の調整が必要で面倒だったりしますが、これはずっと強火でOKなので「音が鳴ったら少し待って火を止める」これだけです。

強いて欠点を挙げるとすれば、土鍋なのでやや重いことでしょうか。シンクが狭かったり深かったりするとストレスになるかも。

また、当然保温はできないので、家族それぞれの帰宅時間にバラつきが大きかったり、毎朝弁当を作らなくてはいけない、といった家庭には向かないかもしれません。

 

次はうまい味噌汁ですが、これも簡単です。茅乃舎のだしを使います。

30パック入りが約2千円=1日あたり70円弱と、お安くはないかもしれないけど、煮干しやだしの素でとった味噌汁とはかなり味が違ってきます。料理界のドーピングなどと呼ばれるのも分かります。

パックは鍋に水とともに入れて、沸騰したら火を止めて取り出すだけ。あとは大根でもネギでも適当に切って入れ、味噌を溶けば料亭の味です。味噌は沸騰させてしまうと風味が飛んで味が劣化するので、それだけ気を付ければOK

味噌汁のだしを取るだけで出し殻のパックを捨てるのはもったいない!という場合は、袋をやぶいて煮物にまぜたり、炒め物にまぜたり、ご飯にかけたりしても美味しくいただけます。

 

少し慣れれば、おかずを1~2品、同時進行で作りながら上記をこなせるようになり、帰宅から30-40分もあればそれなりの食事を子供に出せます。

ハリオの土鍋と茅乃舎だし、ぜひ試してみてください。

 

自己紹介

はじめまして、三段ドロップです。

都内某所に共働きの妻と、小学生の長女と、保育園に通う次女の4人で暮らしてます。二人とも仕事はそんなに激務というわけではないけど、フルタイムなので日々を回していくには家事育児の分業は欠かせないわけです。

僕も結婚当初は家事なんてゴミ出しと掃除くらいのものだったわけですが、子供が生まれるとなかなかそれでは済まなくなって、変わりました。妻がどう思っているかは分からないけど、ウチはかなりイーブンに近く分担をしている方だと思います。

 

それぞれの主要担当業務はこんな感じ。

僕:長女小学校へ送り、夜学童&保育園迎え、夕食の支度、子供と風呂、寝かしつけ

妻:朝食支度、次女保育園へ送り、夕食片付け、明日の学校保育園準備、洗濯

子供と風呂 と 夕食片付け は時々入れ替わります。

土日は習い事に連れていく係と、掃除・洗濯係に分かれます。

 

ほっと一息ついてこんな風にブログ書いたりスマホいじれるのは夜10時以降ですが、寝かしつけのまま落ちてしまうこともしばしばです。子供と寝落ちって気持ちいいんだよね。

食事も作ってるの?大変だね!と職場の同僚などによく驚かれるけど、慣れれば大したことないです。今は冷蔵庫の中身をGoogleに放り込めば、それで作れる料理がズララララーと出てくるし。何も考えずレシピの通り作るだけです。たまに外れに当たることもあるけど、食べられないほどマズいことは滅多にないです。ごはんと味噌汁さえ美味しく作ればおかずは適当でも形になります。

それよりも、専業主婦の妻に家事の大半を放り投げる代わりに、片働きのプレッシャーと慢性的資金不足に悩まされる方が僕にとってはずっと大変です。

 

というわけで、ブログでは作った料理や、家事育児について日記代わりに書いていきたいと思いますが、時には共働きで貯めこんだ資金をどう増やしていくか、ということにも触れていきたいと思います。同じ共働きパパに見てもらえると嬉しいですね。